XCIII-th stone: いつも心にPassionを!
私は、新しい知識を学ぶのが非常に好きだ。しかしながら、触れた時の喜びもさることながら、忘れてしまったときの悲しみもこの上ない物でもある。今日は「学習効率」について自分が学習した事を書こう。
まず、脳を図書館だと思ってみよう。
蔵書が何万冊もある図書館に言ったときの事を想像してみてほしい。巨大な建物でいくつものフロアに別れている。あなたは望みの本をさがすために入ったにもかかわらず、あまりの本の多さに圧倒される。さて、あなたはどうするだろうか。そう。検索の端末や蔵書のカードカタログのある所にいってタイトルをさがし、本が巨大な図書館の何処にあるかをさがすだろう。その端末があれば、欲しい時に瞬時に本が何処にあるかわかり、数分後にはあなたは本を借りる手続きをし、図書館を後に出来るだろう。
そうだ。つまり脳もこの「索引」の機能が無ければ、どれだけ大量の学習をしてもうまく機能できないという事なのだ。人間の脳は学習と経験を蓄えておける巨大な図書館なのだ。さて、あなたの脳にこれまで蓄えられてきた、イメージ、会話、講義、読んだ本の内容などはどのようにして整理されているのだろうか。
ここでちょっと実験をしてみてほしい。自分のカレンダーや手帳を参照せずに、先週自分が行った事をすべて書き出してみてください。どのくらい覚えているだろうか。思い出すのにどれだけ苦労をするだろうか。私が実践してみたところ、3日前の夕飯のメニューを思い出すのに、数分を要してしまった。ほとんどの人は何をしていたのかさえなかなか思い出せないのではないだろうか?
では、次に、ファーストキスや初体験の事を思い出してみてほしい。瞬間に、タイムスリップできるくらいに、周りの状況や感覚や感情がよみがえってきたのではないのだろうか。
この簡易実験からわかる事は、脳に蓄えられている情報はそれを蓄える際に持っていた感情に比例して検索しやすくなっているという事であり、つまり「脳の中の情報は基本的に感情によって分類される」と言える。もうちょっとコンピュータ系の人間にわかるように言えば「感情は脳のファイリング・システムである」と言えるのだ。
であるから、生活のあらゆる場面で感情高く、いろんな物への感受性を高めて生活する事こそ、効率よく様々な事を「学び」「使える」ようになる方法と言えるのではないのだろうか。
出典: ジェームズ・スキナー「成功の9ステップ」幻冬舎
最後に、「教える」という行為も重要だ。これは誰しも経験があるのではないだろうか。自分の獲得した知識を人に説明しわからせる際に自分の脳に蓄えられた知識にアクセスする。すると先ほどの感情以外のところで検索がしやすくなる(思い出しやすくなる)という事だろうか。また教える際には「わかりやすく教える」為に自分の中で教える事柄を何度も何度も思考するはずであるから、その思考の繰り返しの中で新たな知識の獲得や、深い理解、また異なった側面からの理解に出逢う事に成り、学習効率が増すという事に成るだろう。
つまり、感情豊に、いろんな物へ関心を持ち、感じやすい心で様々な事に接し、その感動を他の人に惜しみなく伝える事が、効率よく学習する事に繋がるのだろう。
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