Wednesday, September 15, 2004

XXXIX-th stone: かき氷

今日、なぜだかは不明だがかき氷が食べたくなって、自分で作ってみた。家のかき氷は電動なのでかなり楽に作れる。個人的には宇治金時が好みだが急に食べたくなった訳なのでそんなものはあるわけもない。前にイチゴを食べたときに買ってあった練乳があったので、それをかけていただいた。練乳の味はままよいのだが、なぜかジャリジャリするだけであまりおいしくない。なぜだろう?

ちょっと気になってかき氷について調べてみた。かき氷のおいしい条件というのは、かいた氷が柱の形で口に入れるとすぅっと溶けるようなかき氷と言われているそうだ。そのかき氷の作り方は至って簡単。氷にすこしだけ気をつかってやることだ。理想としては少し「汗をかいている氷」を使うことだそうだ。冷凍庫の中でガンガンに凍らせた氷を使うとつぶつぶっぽく逆にジャリジャリになるのだそうだ。よって普通に凍りで作った氷でも作る少し前に冷凍庫から氷を出しておいて、表面が汗をかいたくらいで作るとよい。

かき氷の歴史は思ったより古い。平安時代から凍りをかんなで削って砂糖蜜等をかけて食べていたそうだ。清少納言も「枕草子」で削り氷を口に入れたときの涼味の素晴らしさ残している。氷が人工製造されるようになったのは明治16年頃だそうだが平安時代の宮廷では夏になると家臣たちに氷が配られる行事があったという。そのために京都付近にはいくつもの氷室を所有していたといわれている。

調べていた中で「フラッペ」という名の事についても見つけた。1950年代後半にアイスクリームの普及によって、駄菓子屋から姿が減りかけました。その頃かき氷に「フラッペ」という名をつけてメニューを開発し、1970年代に喫茶店やレストラン業界にPR。再びかき氷は「フラッペ」という名で爆発的に全国に広がりました。「フラッペ」の語源はフランス語のfrapper(=凍らす)から英語のfrappe(=果汁を凍らせたもの)、かき氷にリキュール酒をかけた飲み物と言う意味だ。
(" 参考資料:http://www.wondertable.com/doc/whatsnew/y072/y072.html")

余談であるが、スターバックスコーヒーの「フラペチーノ(R)」は「フラッペ」と「カプチーノ」の造語で、カプチーノのようになめらかなフラッペという意味だそうだ。このフラペチーノ、初期のスターバックスコーヒーには存在せず、スターバックスで働くパートナーさんによって考案されたものだそうだ。個人的には混ぜながら飲むことをおすすめする。飲んでいると必ず氷だけが残り、味の薄いかき氷のようなものが残ってしまうのだ。つねにかき混ぜながら飲むとおいしい。

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