XXXIII-th stone: イメージの水位
またまた、久しぶりになった。
本日より、少しずつ頻度を上げて更新していこうと思う。
私は美術鑑賞が好きである。堅苦しい知識はあまりないが風景画が特に好きだ。またその中でも僕が風景画を好きになったきっかけでもある、モネの絵が大好きだ。モネの絵を最初にみたのはたしか何かのテレビ番組だったとおもうが、一瞬写真と勘違いした一枚の睡蓮の絵だった。本当に最初は写真だと思い、すてきできれいな睡蓮&水面だな。と思った瞬間それが絵画だと教えられたのだ。この絵を見た瞬間、私はこの作家の描く水面に夢中になってしまった。その経験を通して、彼が印象派と呼ばれる事を心から納得したのも非常に思い出深く私の心に残っており、その感動は今でも続いている。
それと時を同じくして奇遇な事に、最寄りの美術館でモネの展覧会が開催されていたので、行ったのを覚えている。ここで私のモネの好きな鑑賞方法を書いてみたい。モネは水面を非常にうまく表現するが、水面の光のきらめき以外の光も非常にうまいと思う。そしてモネの絵、もしかしたらほかの風景画にもあてはまるかもしれないが、は本当の写真にも勝るほどに見えるポイント(場所)があるのだ。私はその場所を探しながら鑑賞するのが大好きだ。まず最初にモネの絵の真正面にたち、絵をみながら右左に動きながらみてみる。そして、左右に動きながら少しずつ遠ざかるのだ。それをしている内に"これだ!モネはこの景色をみたんだ!"と思えるような場所が見つかるのだ。その場所にたっていると5分10分はその絵を眺めながら、モネがこの景色を見た時と同じ感動に浸るのが私の好きな時間とだ。
本日のタイトルの"イメージの水位"。これは実は豊田市美術館で現在開催されている展覧会のタイトルである。この展覧会では
"本展では、自画像、水辺の風景から、水を制作のモチーフとする抽象的表現まで、約80点の絵画(写真を含む)を展観。19世紀から現代にいたるイメージの流れを横断し、水位と自意識の接点をさぐります。(豊田市美術館HPから引用)"
となっており、私としては非常に興味を引かれる展覧会である。是非ほかの方にもおすすめしたい。またこの展覧会へ足を運んだ際には感想を書きたいと思う。
0 Comments:
Post a Comment
<< Home