Thursday, December 18, 2003

XXVI-th stone: 1年の計は師走にあり

久々の更新である。本日、研究室で毎年恒例の中間報告会が終了し、先生にいろいろダメだし、ではなく指導、してもらって論文の方向性が固まった。あとは論文を書いてまとめるだけなので、平穏な年末が過ごせそうである。

ところで、「一年の計は元旦にあり」という言葉がある。一日では短すぎないだろうか?私が思うのは、1年の計とは1年の計にあらずということである。私が思うには自分の目標の中には1年という期間がその目標に対して短すぎるという場合がある。その場合には1年でできることは少なすぎて、5年10年先の目標に向かうための途中の1年といった感じである。もちろん1年という期限を設けて挑戦してみたい事などは1年でよいのだが。

「1年の計」の内容は人それぞれであるが、1年でできることを設定すべきだろう。すなわち5年先10年先の目標も、小さな目標に分割して来年の目標、1年で実行できるくらい小さな単位にして、設定すべきなのだ。それをするには1日だけでは短すぎではないだろうか。ということで、私は1年の計は師走にありとでもいいたい。今まで自分がしてきたこと、感じてきた事、考えてきた事を振り返り、来年はどの方向に進むべきか。1年後にはどこに立っていたいかを、決めるのは半月から1ヶ月くらいの準備期間が必要ではないかと思う。

あと、私が推薦する目標の設定の指針を紹介する。(なかなか実際はうまくいっていないが)
「目標はSMARTに」である。これはフランクリンプランナーという手帳(プランニングツール)によって提案されているものである。
1.Specific
 目標はあまり抽象的ではなく、具体的なものであること
2.Mesurable
計測できるものあること
3.Action-oriented
資質の改善だけでなく、改善するためにはどうすればよいかという行動を促すものであること
4.Realistic
あまり、非現実的でなく、ある程度達成可能な予測の立つ現実的なものであること。
5.Timely
取り組む時間のないものは目標に立てない。

この5つの要素を並べてSMARTとなる。この中でも私が困るのはMesurableでないものが多いということである。これを実際書いていて気づいたのだが、私が毎回Mesurableでないという事で悩むほとんどは3.で記述されている、「資質の改善」というものになっているようだ。ということでいままでMesurableにできない、できないと悩んでいたのは実はAction-Orientedでなかったのかもしれない。Action-Orientedであれば、実際その行動が自分として達成できているかは測ることができるのだろう。

0 Comments:

Post a Comment

<< Home