Friday, September 17, 2004

XLI-th stone: Blackhole

私は通常iBook 14inchを使用している。OSはMac OS X 10.3.5である。1ヶ月か2ヶ月ほど前にiBookを購入して以来非常に快適に使っている。が、しかし困ったことにこのMac OS Xにはファイルを消すという操作がないのだ。無いというのは言い過ぎだが、通常ファイルはdeleteするとゴミ箱に移されるだけなのだ。そしてゴミ箱を空にしたときに初めてゴミ箱の中のファイルだけがディスクから消去されるのである。よってユーザはゴミ箱を定期的に削除する。この使い方はもっともだが、私のように誤操作などによって同じないようのファイルができたり、長いことゴミ箱を空にするのを忘れるとゴミ箱の容量だけでHDDの容量を圧迫してくるのである。そんなとき、ゴミ箱の中のファイルを選んで消去(完全に消す)したいのだが、それをする方法が見あたらないのだ。必要なファイルだけどこかに待避させて、ゴミ箱を空にしてまた戻すという手段がすぐに思い浮かぶが非常に面倒である。OS X はUNIX basedなのでTerminal (Application->Utilities) を開いて、shell promptからrm というコマンドを使えば完全に消去はできるのだが、これもまた面倒である。

個人的にはゴミ箱の隣くらいにBlackholeゴミ箱のようなアイコンがあってそこにファイルをドラッグすると完全に消えるようなソフトがほしいと思い立ち、作ってみた。Xcodeを使うのは初めてだので、だめで元々。おそるおそる開いてみると、AppleScript-base Dropletというのがある!これだと思い、プロジェクト作成。applescriptの勉強からだったので簡単ではなかったが、ドロップされたファイルリストを順番に"rm -rf"で消していくだけという単純な物が完成した。全くの個人向けに作ったので、何かが起こっても責任はとれないが、コメント等は歓迎します。(需要は少なからずあると思います)

Blackhole version 0.1 (OS X versoin)

使い方は非常に簡単。
ディスクイメージをダウンロードしてマウント(ダブルクリック)。その中にあるBlackholeというアプリケーションをアプリケーションフォルダにコピー。そのアプリケーションフォルダのBlackholeをDockにドラッグ。これで使う準備は完了。あとは完全に消去したいファイルを適当に選んでBlackholeのアイコンにドラッグアンドドロップすると、確認ダイアログがでるのでYESを選べば、完全に消えてくれる。

今回applescriptについて少し勉強したが、覚えればかなり使い勝手がよさそうな物である。このscriptがあれば大抵の動作は自動化できるだろう。また、気が向いてscriptを書いたら、アップロードしよう。

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